プラスチック製品の押出し成形、加工、組み立て、樹脂パレットのセイキ工業株式会社
押出し成形異形押出しという成形方法は樹脂を約200℃で溶解させ、溶けた樹脂を金型に通すことにより断面形状の同じ製品を製造します。イメージではところてんを作る工程に似ていますが、樹脂を溶かす温度や冷却時間、押出スピード等の条件により製品特性が変化します。また複雑な形状の製品は金型構造も多くのノウハウを必要とし、高い技術が要求される成形方法です。
チップやペレットとよばれる粒状にしたプラスチック樹脂の材料を押出機のホッパーに投入すると、樹脂は機械の中で加熱され、融解されます。
融解された樹脂はスクリューにより前に押し出されていきます。スクリューの先端には目的とする形状穴が開いた金型が接続されており、押し出された樹脂はこの金型の穴形状と同じ形で金型から出てきます。
金型から押し出された樹脂は熱せられ、柔らかいため、成形機で冷却することで固まった樹脂製品となります。
冷却された押出製品を必要な長さごとにカット(切る)、穴あけ、両面テープの貼り付けなど、様々な加工を行います。
製品の形状、大きさ、色などがお客様の求める品質かどうか、一品ごとに丁寧に検査を行います。